なぜ老後資金2,000万円必要なのか…疑問に思ったことはないですか?
以前から年金だけでは老後資金は足りないと言われていましたが、具体的に2,000万円と言われる理由は何なのでしょうか?
元金融OLでFP(ファイナンシャルプランナー)のさっ子が、この疑問を解決します。
- なぜ2,000万円という数字になるのか知りたい
- 老後に必要な生活資金がどのぐらいかわからない
- 自分の年金がどれぐらいあるのかわからない
- どうしたら老後資金を貯められるかわからない
Contents
老後資金2,000万円必要…不足する資金はいくら?

老後に不足する資金がいくらぐらいなのか…実際に計算してみましょう!
老後に不足する資金の計算方法を確認しよう
まずは、老後(65歳以降)に不足する資金をどのようにして導き出すかについて解説します。
計算方法は、
[老後(65歳以降)に必要な生活資金]-[公的年金]=[不足する資金]
となります。わかりやすく月単位で計算していきますね。
老後(65歳以降)に必要な生活資金は?
総務省統計局の「家計調査報告」によると、
60~69歳(二人以上の世帯)の月平均消費支出額は290,084円(約29万円)となっております。
公的年金の平均年金月額は?
公的年金の平均年金月額(毎月年金をいくら受け取れるか)は、
厚生労働省年金局の「平成29年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況 」によると、
国民年金が55,518円、厚生年金が144,903円(平成29年度末現在)となっています。
合計で200,421円、約20万円ですね。
あくまでこれは平均ですし、現在受給権を持っている人の平均年金月額です。自分自身が将来年金をいくらもらえる予定なのか把握しておくのがベストです。
また、これは世帯ではなく個人の年金額ですので、総務省統計局の「家計調査報告」で65~69歳の実収入-2017年-(二人以上の世帯)について確認したところ、221,438円(約22万円)となっていました。
公的年金の金額を使用したいので、今回の計算では平均年金月額の約20万円を用いることとします。
不足する資金はいくら?
では、それぞれの数字を当てはめて不足する資金を計算してみましょう。
[老後(65歳以降)に必要な生活資金]-[公的年金]=[不足する資金]
約29万円-約20万円=約9万円/月
毎月約9万円不足という計算になりますね。
では年間の不足額は?
9万円×12ヶ月=108万円/年
厚生労働省の2018年簡易生命表によると、男性の平均寿命は 81.25 年、女性の平均寿命は 87.32 年となっております。
男女合わせた平均寿命84.29年(わかりやすく85歳)として、65歳から85歳まで生きる計算だと20年なので
108万円×20年=2,160万円
となります。
これで、なぜ老後資金2,000万円必要なのかわかりました!
もちろん年金額はみなさんそれぞれ違うし、65歳以降にどのような生活をするのかによっても生活に必要な金額は変わってきます。
自分の場合はどうか、ぜひこの機会に計算してみてくださいね!!
老後資金2,000万円必要…どうやって準備する?

国の年金制度は崩壊しているので、個人レベルできちんと老後資金を準備しておかないと、痛い目に遭うのは自分です。
貯金だけで貯めるとしたら?
仮に、30歳から65歳までの35年間で老後資金2,000万円を貯めるとしましょう。
2,000万円÷35年÷12ヶ月=47,620円
毎月47,620円ずつ老後資金用に貯めておけば、2,000万円貯まります。
でも、老後資金のためだけに47,620円って現実的には厳しいですよね…(*_*;
退職金も残しておきたい
退職金で住宅ローンやその他ローンを返済したいという方が多いのではないでしょうか?
もちろんローンはなくなるに越したことはないですが、住宅ローンや学資ローンは団体信用生命保険に加入しているものが多いです。
借入している人に万が一のことがあった場合には、その保険で残りのローンをチャラにできるものです(条件に合致した場合)。
ですので、退職金をローン返済に充てる場合は、全額使って返済するのか、一部は手元に預金として残すのか、十分に検討してからにしましょう。
投資信託、株式などで資産運用
「老後資金2,000万円必要」というニュースが流れて以降、投資を始める人が増えたという話を耳にします。
個人的にも、預金だけではなく、バランスよく資産運用することは必要不可欠だと感じています。
もし投資を始めるのであれば、事前にNISA口座(非課税口座)の開設をしておくことをおすすめします。
投資信託や株式(以下金融商品)を売って利益が出た場合、通常は利益のうち約20%が税金として取られます。しかし、NISA口座を利用して購入(2019年時点では毎年上限120万円)した金融商品を売って利益が出た場合は税金がかからないという制度です。
NISAには種類やメリット・デメリット等ありますので、きちんと理解した上で、自分に合った方法で利用するようにしましょう。
また最近では、年齢やリスク許容度などの質問に答えることで、ロボアドバイザーがポートフォリオ(運用の方針)を提案してくれるという「全自動」の資産運用サービスもあります。
購入手続きやポートフォリオの見直し等までロボアドバイザーにお任せできるものもあるので、投資初心者や忙しい方はロボアドバイザーをうまく利用するのも手ですよ♪
「時間や手間がかかってしまうのは面倒」という方には、オンラインで手軽に口座開設~利用できるサービスもあります。
最近よく耳にするWealthNaviやTHEO[テオ]などがそうですね。
WealthNaviは10万円から、THEO[テオ]は1万円から始められます。
気になる方は、こちらからも口座開設できますのでご利用下さい(^^)
保険商品で備える
一言に保険商品といっても様々な種類のものがあります。
ライフプランや家族構成などによってどのような保険がいいのか変わってきます。
「どんな保険が自分に合うのかわからない」「どこの保険会社がいいのかわからない」という方は、一度ファイナンシャルプランナー(お金の専門家)に相談してみることをおすすめします!
ほけんの時間は、相談内容に応じて最適なFP(ファイナンシャルプランナー)を紹介してもらうことができます。
また、FPが指定の場所まで来てくれるので、小さいお子様がいる方や妊婦さん、お仕事が忙しい方でも安心です。
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自分の将来は自分でどうにかしないといけない…
それなら今から対策して、ハッピーな老後生活を送りましょう♪♪
